ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは?
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品(先発品)の特許が切れた後に、同じ有効成分・同じ効能・効果・品質・安全性で、厚生労働省の承認を受け製造・販売される医薬品のことです。有効成分は同じですが、添加物が異なる場合があります。
「先発品」とは、最初に開発・販売された新薬のことで、長年の研究開発費用が価格に反映されています。一方、ジェネリックはその開発コストが不要なため、一般的に先発品より安価に提供できます。
詳しくは日本ジェネリック製薬協会ホームページをご確認ください。
価格はどれくらい違う?
薬の種類によって異なりますが、ジェネリック医薬品は先発品と比べておよそ20〜70%程度安くなるケースが多いです。長期服用が必要な慢性疾患の薬(血圧・糖尿病・コレステロールなど)の場合は、年間で数万円の差になることもあります。
- アレグラ錠60㎎(先発品):7,628 円/年
- フェキソフェナジン塩酸塩錠60㎎(ジェネリック):3,942 円/年
- 差額:3,686 円/年(1回あたり10.8円の節約) → 毎月30日分処方なら324 円/月
安全性・効果は同じ?
有効成分の種類・量、効能・効果、品質・安全性は先発品と同一であることが義務付けられています。また、血液中での薬の濃度推移(生物学的同等性)も審査で確認されています。
ただし、錠剤の形・大きさ・色、添加物(コーティング・着色料など)は先発品と異なる場合があります。これにより、ごくまれに「先発品とは飲み心地が違う」「以前のものと味が違う」と感じる方もいます。
先発品からジェネリックへの変更が向かないケースは?
ほとんどの薬はジェネリックへの変更が可能ですが、次のような場合は担当医師や薬剤師に相談することをお勧めします。
- 過去にジェネリックで体に合わなかった経験がある場合:添加物アレルギーなどが原因の可能性があります
- 嚥下に問題がある場合:錠剤の大きさ・形がジェネリックで変わると飲みにくくなることも
2024年10月からの「選定療養」との関係
2024年10月から、ジェネリックが存在する先発品(長期収載品)を患者さんが希望した場合、差額の一部が「選定療養費」として追加自己負担になる制度が始まりました。
つまり、先発品を希望するには追加費用が発生する可能性があるということです。詳しくはコラム「選定療養って何?」をご参照ください。
迷ったら薬剤師に相談を
「ジェネリックに変えるべきか迷っている」「以前変えたら体に合わなかった」など、不安や疑問があればよつば薬局の薬剤師にお気軽にご相談ください。薬の特性や患者さんの状況に合わせて、最適な選択肢をご提案できます。
この記事のポイント
- ジェネリックは有効成分・効能が同じで、先発品より安価
- 形・添加物が違うため、感じ方が異なるケースもある
- 2024年10月から先発品を選ぶと追加費用が発生する場合がある(選定療養)
- 不安があればかかりつけ医・薬剤師に相談するのが最善